2007年4月6日金曜日

損保ジャパンやっぱり顧客減

損保ジャパンなど大手6社の2006年度の営業成績が出揃ったようだ。当然といえば当然なのだが、損保ジャパン、三井住友海上火災保険の2社は保険料の不払い問題で金融庁から、業務停止処分を受けているため、営業ができなかったからに他ならない。損保ジャパンは、安田火災海上保険と日産火災海上保険が合併してできた会社だが、過酷ともいえるノルマを社長自ら、社員に対しメールで要求していたことで有名だ。同じ損保業界は競争が非常に激しいので他社も似たり寄ったりでは内科と思う。「顧客重視」ではなく、「利益重視」。日本の大手企業の悲しい現実である。確かに企業である以上、利益を出さなければならないのは当然だが、顧客の信用を失っては再生はなかなか難しい。一般社会の人間関係と同じである。損保ジャパンは最近、企業向けに従業員のメンタルヘルスの総合的な支援サービスを行う子会社を設立する予定があるなどがんばっているようなので今後に期待したいと思う。